社員紹介

免疫分野において
世界シェアNO.1を実現する

開発 M.Y
第一エンジニアリング本部 タンパク技術グループ 2014年入社 新卒 理学研究科 化学専攻

サマリー

  • どうすれば、より高感度な検査を実現し、病気の早期発見に繋げられるか
  • 大切なのはコミュニケーション力と実行スピード
  • 世の中にない新しい検査技術を生み出すアグレッシブな研究開発

現在の仕事内容

免疫検査に使用する診断薬の開発に携わっています。免疫検査は抗原抗体反応を利用して血液中に存在するタンパク質を測定し、感染症やガンなどの疾患を判定する検査です。免疫検査は高度な技術を要し、さらに検査項目が非常に多岐に及ぶため、社外の研究機関やパートナー企業と協業で開発している診断薬もあります。私は新規の診断薬開発を目指し、そのような協業先との共同開発の推進を担当しています。

入社からこれまで

  • 入社~3年目3月

    【ICHビジネスユニット 免疫・生化学プロダクトエンジニアリング本部 商品開発グループ】マウスやカイコ、細胞培養といった技術を用いて、免疫検査に使用する診断薬の主原料となる抗原や抗体の原料開発を担当していました。

  • 4年目4月~現在

    【第一エンジニアリング本部 タンパク技術グループ】免疫検査における診断薬開発において、数社の診断薬メーカーとの共同開発の推進業務を担当しています。

Q&A

Q. 入社を決めた理由について教えてください

就職先を選ぶ上で、「医療に携わる」「若手でも活躍できる」「最新の設備が整っており、開放的な職場環境がある」といった3点を重要視していました。この観点に最も当てはまる会社がシスメックスでした。特に入社してからすぐに活躍したいという思いが強く、若手が活気溢れる会社で働きたいと思っていました。実際に入社してみると、開発部内は若手メンバーが中心になって開発業務を行っており、さらに一人一人が複数のテーマを持って業務に取り組んでいるため、メンバー間の議論も活発で、エネルギー溢れる職場でした。
シスメックスはヘマトロジー分野で確固たるポジションを築いており、入社前は「守りに入った研究開発をしているかもしれない」という不安もありましたが、実際は世の中にない新しい検査技術を生み出そうとアグレッシブな研究開発を行っており、常に刺激を受けています。このような環境なので、若手から積極的にチャレンジできる環境が与えられ、高いモチベーションで毎日働くことができています。

Q. 仕事をするうえで大切にしていることを教えてください

様々な人とコミュニケーションを取り、常に最新の情報を入手するよう意識しています。知識や情報が不足していたり、古い情報を信じて仕事を進めていくと、手戻りが発生したり間違った方向に仕事を進めてしまう可能性があります。常に最新の情報を入手して、その情報を基に仕事に取り組めば、業務効率も上がり、求める成果を得ることができると考えています。
私が働いているテクノパーク(研究開発所)は、オフィスエリア、ミーティングスペース、実験室が非常に開放的な設計で、チームメンバーや部内だけでなく、様々な部署のメンバーとコミュニケーションを取りやすい環境になっています。疑問が生じた時や情報が欲しい時は、すぐに担当者とコミュニケーションを取って解決することができ、スピード感を持って仕事に取り組むことができています。

Q. 今後の目標とその取り組み方について教えてください

シスメックスを免疫分野においても世界シェアNO.1にすることです。免疫検査はヘマトロジーとは違い、競合を追いかける立場です。NO.1になるためには、より高性能・高品質で臨床意義の高い診断薬の開発が必要です。「どうすれば、より高感度な検査を実現し、病気の早期発見に繋げられるか」「どうすれば常に高い品質・精度の良い検査結果を患者様に提供できるか」を考えながら、シスメックスが保有している独自技術を活かしたり、外部のパートナーと協力したりして、臨床意義の高い診断薬を世の中に提供できるように取り組んでいます。

1日のスケジュール

9:00
【出社】
メールと1日のスケジュールをチェック。この日は共同開発先とのカンファレンスにむけて、データをまとめたり、共同開発先への報告資料を作成。
10:30
【関係者との事前ミーティング】
チームメンバーと共同先への報告内容や依頼事項などを事前に共有します。
12:00
【昼食】
カフェテリアで同期と一緒にランチ。昼休みは同期とコーヒーを飲みながらゆっくり過ごしています。
15:30
【共同開発先とのカンファレンス】
月1回の定期カンファレンス。両社で役割分担して取得したデータを確認し、技術的なディスカッションを実施。今後の計画や役割分担などを協議、共同開発を進めます。Face to Faceでのカンファレンスは1ヵ月に1回ですが、途中で依頼事項や困った点などがあれば、先方の担当者へメールしたり、電話会議を実施したりします。
16:30
【確認作業】
カンファレンスで発生した質問への回答や追加データの取得等の宿題に取り組みます。
17:00
【共同開発先へのメール】
先方への質問事項への回答や追加のデータ共有、追加の依頼事項をメールにて報告。メールが後回しになってしまうと、対応が遅れてしまうことがあるので、開発先へのメールは素早く実施することを心掛けています。
17:30
【帰宅】